



感染症の予防には鍼灸師の手指の清潔を保つことが重要です。
様々な条件で鍼に付着する細菌の有無を検証した研究が行われました。
*当院の鍼治療はニトリル手袋を着用し、エタノールで消毒を行っております。
この研究は、日本における鍼灸師の手指衛生状態により鍼に付着する病原微生物の評価を行ったもので、対象者は視覚障害のある鍼灸師10名と視覚障害のない鍼灸師12名の計22名です。
手洗い前の素手、手洗い後消毒済みの素手、ニトリル手袋使用時の消毒の有無による4つの条件下で鍼に触れ、その後細菌コロニーを培養しました。
結果は全員が触った鍼22本のうち手洗い前に11本、手洗い後に4本、ニトリル手袋未消毒では2本に細菌コロニーが検出され、ニトリル手袋消毒後は全ての鍼で細菌が検出されませんでした。
鍼治療中の適切な手指衛生操作は、鍼灸師の視力状態に関係なく 鍼の細菌汚染を減らすことが示されました。
参考文献
T Mikako, et al. Japanese Acupuncture and Moxibustion; 2023; Vol.17: 12-18
異なる手指衛生操作が鍼灸鍼の衛生に与える影響 - 鍼灸師の視力の影響の比較を含む