先日、大河ドラマ「龍馬伝」、司馬遼太郎の小説「竜馬がゆく」等に登場する、千葉佐那(さな)の灸治院跡地へ行ってきました。
千葉佐那は北辰一刀流開祖・千葉周作の弟、定吉の次女として生まれ、幼少のころから剣術を嗜み、坂本龍馬の許婚者であったことで有名な女性です。
鍼灸の歴史を学んだ際に、晩年に灸師として開業していた事は知っていましたが、千葉道場での二人像が完成した事で見学しに行きました。
田端駅から30分程で、北千住にあります。
灸師としての千葉佐那
1876年頃から家伝灸を行い、好評だったようで1886年に北千住でお灸の治療院を開業しました。
当時の鍼灸関係の法律では、1885年に鍼術灸術営業差許方が通達され、都道府県単位で営業許可を出したり、取り締まりをしていました。
開業後も評判が良く、近隣に移転後1896年に死去後は千葉家の養子が後を継ぎ、昭和50年代まで続いていたようです。